2020/06/05
2020年上半期Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、Official髭男dismの「Pretender」が首位を獲得した。
2019年4月に配信がスタートした「Pretender」は、同年6月3日付チャートで初の1位を獲得後、34週連続で首位の座をキープ。本楽曲を収録したアルバム『Traveler』のロングヒットや、1月にリリースしたシングル「I LOVE...」のヒットとも相まって、この上半期で1.5億回を超える再生数を記録した。なおOfficial髭男dismは、トップ100に計13曲がエントリーしており、その総再生回数はおよそ7.4億回と、上半期で最も聴かれたアーティストとなる。
また、2位に「白日」がチャートインしたKing Gnuも、トップ100に計13曲をエントリーしている。そのうち8曲は、1月にリリースしたアルバム『CEREMONY』の収録曲だが、2017年リリースの「Vinyl」や、2018年リリースの「Flash!!!」といった過去曲も、併せてトップ100入りを果たした。2019年に頭角を現したOfficial髭男dismとKing Gnuのリスナーがそれぞれしっかりと定着したのがこの上半期と言えるだろう。
そんな2組に負けず劣らずの存在感を見せているのが、Mrs. GREEN APPLEだ。トップ100にチャートインした楽曲数は計6曲で、これはOfficia髭男dism(13曲)、King Gnu(13曲)、あいみょん(8曲)に次ぐ曲数となる。加えて、2019年の年間ストリーミング・ソング・チャートで44位にチャートインしていた「インフェルノ」は14位に、64位にチャートインしていた「点描の唄 feat. 井上苑子」は27位に、それぞれ順位を上げている。Mrs. GREEN APPLEは、7月8日にベスト・アルバムのリリースを控えており、年間チャートでのさらなる躍進が期待できそうだ。
さらに、快進撃を続けるYOASOBIの「夜に駆ける」(19位)や、チャートインわずか5週にもかかわらず40位を獲得した瑛人の「香水」など、新人アーティストの台頭にも注目したい。ストリーミング・ソング・チャートでは、この上半期、特に4~5月にかけて、TikTokで話題となった楽曲のヒットが増加している。この傾向が下半期も続くとなれば、有名無名、新旧問わず多彩な楽曲がチャートを賑わせてくれることだろう。
【2020年上半期JAPAN Streaming Songs】トップ10
1位「Pretender」Official髭男dism(150,634,727回再生)
2位「白日」King Gnu(137,935,745回再生)
3位「I LOVE...」Official髭男dism(122,402,521回再生)
4位「紅蓮華」LiSA(102,601,405回再生)
5位「宿命」Official髭男dism(93,040,936回再生)
6位「イエスタデイ」Official髭男dism(90,048,599回再生)
7位「115万キロのフィルム」Official髭男dism(74,039,527回再生)
8位「まちがいさがし」菅田将暉(70,714,637回再生)
9位「ノーダウト」Official髭男dism(65,089,972回再生)
10位「マリーゴールド」あいみょん(62,609,631回再生)
集計期間:2019年11月25日(月)~2020年5月24日(日)
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